2025年8月8日(金)、第6回〈私の推しマンガ交換読書会〉を開催しました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。初参加の方も、常連さんも、会を支えてくださり本当に感謝です。
🔄〈私の推しマンガ交換読書会〉とは?
自分の“好き”が誰かに伝わったときって、やっぱりうれしいですよね。そんな思いを形にしたのがマンガ交換型の読書会です。
この読書会のテーマは「自分の推しマンガを、他の人に実際に読んでもらい、その感想を受け取ること」。
紹介やトーク中心の会とはちがい、「読むことそのもの」と「読み手からの率直な声」を大切にする、楽しい交流の場です。
詳しくはこちらをご覧ください。
🕒当日の流れ
- 各自1冊の“推しマンガ”を持ち寄り、
- 10分間じっくり試し読み
- そのあと 3分間で感想や印象をメモ
- 読み終えたら、次の人へバトンタッチ!
数ラウンドを繰り返して、さまざまな作品に触れながら、「読んでもらうことのうれしさ」「読んで気づくこと」の両方を味わえる会になりました。
📙登場したマンガ

- おかざき真里『阿吽』
- 古屋兎丸『アマネギムナジウム』
- スズキスズヒロ『空飛ぶくじら スズキスズヒロ作品集』
- CLAMP『ホリック』
📙主催者が持参したマンガ おかざき真里『阿・吽』
私が今回持参した推しマンガは、おかざき真里『阿・吽』です。
たまたま立ち寄ったブックオフに置いてあり、少し読んでみたら面白かったので紹介してみようと思いました。全部で14巻出ていて、すでに完結しています。
あらすじ
時は平安初期。
まだ仏教が貴族のための教えでしかなかった時代、
「人の苦しみに寄り添う仏教」を目指して歩み出した二人の若者がいた。
一人は、山で修行に励み、心の静寂を求めた比叡山の天才僧・最澄。
もう一人は、あふれる才能と激しい情熱を持ちながらも、社会に居場所を見つけられず、やがて密教と出会うことになる空海。
まったく異なる気質を持ちながらも、同じ時代に生き、同じ「仏の道」を目指す二人の人生が交錯していく――。
国家、宗教、信仰、人間関係。
さまざまな葛藤の中で、自らの信じる道を求め続けた、空海と最澄の壮大な青春記。
寄せられた感想
ここでは感想シートに書かれた参加者のコメントを紹介したいと思います。(一部抜粋)

『呪術廻戦』を思わせるような世界観。どの時代でも暴力や奪う人はいて、やられる人と奪われる人がいる。そういう世界はずっとなくならないのかなと思った。

母子の隔たりを描くページのバリバリという描写は圧巻。こういうシーンは後になって何度も思い出す。漫画の好きな所。気が滅入るので元気な時に読みたい。

表情の描き方が印象的。この2人の主人公がどのように関係していくのか気になった。
📌 まとめ
今回の「私の推しマンガ交換読書会」では、読むことの楽しさに加えて、「誰かに読んでもらえること」「感想を伝えてもらえること」の嬉しさを参加者それぞれが実感していました。
紹介された作品を通して新しい視点に触れたり、自分では選ばないジャンルをのぞいてみたり、マンガがきっかけとなって会話が広がっていく場面も多く見られました。
好きな作品をきっかけに、自分のこともちょっと話せる。
そんな心地よい時間を、これからもみなさんと一緒に育てていけたらと思います。
次回の〈わかどく〉でも、「読書を通じた出会い」をテーマに、さまざまな形式の会を予定しています。
読書が好きな人も、久しぶりにマンガを読んでみたい人も、ぜひ気軽に参加してみてくださいね📙
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