2025年5月22日(木)、第2回〈私の推しマンガ交換読書会〉を開催しました。
この会は「わかどく(若い読者のための本とマンガの会)」の新企画として、今月から開始したものになります。平日の夜にもかかわらず、6人で開催することができました。
🔄〈私の推しマンガ交換読書会〉とは?
自分の“好き”が誰かに伝わったときって、やっぱりうれしいですよね。そんな思いを形にしたのがマンガ交換型の読書会です。
この読書会のテーマは「自分の推しマンガを、他の人に実際に読んでもらい、その感想を受け取ること」。
紹介やトーク中心の会とはちがい、「読むことそのもの」と「読み手からの率直な声」を大切にする、楽しい交流の場です。
詳しくはこちらをご覧ください。
🕒当日の流れ
- 各自1冊の“推しマンガ”を持ち寄り、
- 10分間じっくり試し読み
- そのあと 3分間で感想や印象をメモ
- 読み終えたら、次の人へバトンタッチ!
数ラウンドを繰り返して、さまざまな作品に触れながら、「読んでもらうことのうれしさ」「読んで気づくこと」の両方を味わえる会になりました。
📙登場したマンガ

- 蛇蔵、鈴木ツタ(共同原作)、たら子(作画)『天地創造デザイン部』
- 田村由美『ミステリと言う勿れ』
- 吾峠呼世晴『鬼滅の刃』
- CLAMP『カードキャプターさくら』
- 板倉梓『タオの城』
- 森薫『乙嫁語り』
📙主催者が持参したマンガ
私が持参した推しマンガは板倉梓『タオの城』でした。
あらすじ
舞台は、香港の九龍城のような、「百窟城」のいう名のスラム街。移民や不法滞在者が増築や改築を繰り返し、誰がどこに住んでいるかすら分からない迷路のような団地が形成されています。仕事を探していた孔明は、ミミヨさんに連れられ管理人の仕事を任される。管理人として仕事をしていく中で、怪しい関係の兄妹、映画女優、売春宿の女たち、そしてエキゾチックな美少女・タオと出会う。孔明は謎めいた訳あり住人たちとの出会いを通じて、この街の深い人間模様に巻き込まれていく。
寄せられた感想
ここでは感想シートに書かれた参加者のコメントを紹介したいと思います。(一部抜粋)

初めて読む漫画でした。モデルは九龍城ですよね?可愛い絵柄と真っ直ぐな性格の主人公ですが、作品全体にどこか不穏な空気が漂っていて、どうなるのか気になります。

読切としてすごくまとまっているという感じと、日本人は本当に九龍城が好きなんだなと感じます。絵柄が懐かしい感じで、人間模様もいろいろな人が出てきて懐かしい気持ちになりました。不思議ヒロインも可愛い。

現代社会の縮図のような設定と内容。徐々に登場人物のキャラクターや背景が明らかになってきそうで、最後まで読んでみたいと思った!
📌 まとめ
今回の「私の推しマンガ交換読書会」では、読むことの楽しさに加えて、「誰かに読んでもらえること」「感想を伝えてもらえること」の嬉しさを参加者それぞれが実感していました。
紹介された作品を通して新しい視点に触れたり、自分では選ばないジャンルをのぞいてみたり、マンガがきっかけとなって会話が広がっていく場面も多く見られました。
好きな作品をきっかけに、自分のこともちょっと話せる。
そんな心地よい時間を、これからもみなさんと一緒に育てていけたらと思います。
次回の〈わかどく〉でも、「読書を通じた出会い」をテーマに、さまざまな形式の会を予定しています。
読書が好きな人も、久しぶりにマンガを読んでみたい人も、ぜひ気軽に参加してみてくださいね📙
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