2025年6月19日(木)、第4回〈私の推しマンガ交換読書会〉を開催しました。
今回は早くから定員に達していたのですが、直前で体調不良者が出てしまい、合計4人での開催となりました。東京は早くも30℃越えの夏日が続いています。熱中症・夏バテの方も出てきているようですので、くれぐれもお気をつけください。ちなみに、夏バテにはタンパク質(プロテイン)を多めに摂ることが効果的だそうですよ。
そして、ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。初参加の方も、常連さんも、会を支えてくださり本当に感謝です。
🔄〈私の推しマンガ交換読書会〉とは?
自分の“好き”が誰かに伝わったときって、やっぱりうれしいですよね。そんな思いを形にしたのがマンガ交換型の読書会です。
この読書会のテーマは「自分の推しマンガを、他の人に実際に読んでもらい、その感想を受け取ること」。
紹介やトーク中心の会とはちがい、「読むことそのもの」と「読み手からの率直な声」を大切にする、楽しい交流の場です。
詳しくはこちらをご覧ください。
🕒当日の流れ
- 各自1冊の“推しマンガ”を持ち寄り、
- 10分間じっくり試し読み
- そのあと 3分間で感想や印象をメモ
- 読み終えたら、次の人へバトンタッチ!
数ラウンドを繰り返して、さまざまな作品に触れながら、「読んでもらうことのうれしさ」「読んで気づくこと」の両方を味わえる会になりました。
📙登場したマンガ

- 芥見下々『となりの怪物さん』
- 泉光『シバつき物件』
- 原泰久『キングダム』
- 三好輝(漫画)、サイコパス製作委員会(原作)、天野明(キャラクター原案)、虚淵玄(ストーリー原案)『監視官 常守朱』
📙主催者が持参したマンガ
私が持参した推しマンガは『監視官 常守朱』でした。原作はアニメ『PSYCHO-PASS』で、本作はそのコミカライズ版になります。私がこの作品を初めて知ったのは、2013年に放送された新編集版でした。そこから一気にハマり、アニメは第3期まですべて視聴しています。
SFでありながら現実にも起こり得そうな設定や、魅力的なキャラクターたちが登場する点が、この作品の大きな魅力です。今でも大好きな作品のひとつです。
あらすじ
舞台は近未来の日本。人間の心理状態や性格傾向を数値化し、「犯罪係数」として管理する巨大監視システム「シビュラシステム」が社会を支配している時代。人々の精神状態は常に監視され、犯罪の可能性が高いと判断された者は、たとえ罪を犯していなくても「潜在犯」として隔離や処罰の対象となる。
物語は、そんな社会の中で治安維持を担う公安局刑事課に配属された、新人監視官・「常守朱(つねもり あかね)」を中心に展開する。朱は、犯罪係数が高く実行部隊として働く「執行官」たちを指揮しながら、シビュラの判断に基づいて事件を捜査していく。
しかし、捜査を進めるうちに、彼女はシステムの正義に対して疑問を抱き始める。人間の自由意思とは何か、本当の正義とは何か──答えの見えない問いに向き合いながら、朱は刑事として、人として、成長していく。
寄せられた感想
ここでは感想シートに書かれた参加者のコメントを紹介したいと思います。(一部抜粋)

犯罪者を未然に逮捕する話が実現しそうで怖いと思った。あとカロリー計算が自動でわかるのは便利!

監視社会で犯罪は減るのか?第1話で描かれるように、数値によって機械的に判断されることで、新たな(起こしえなかった)犯罪を引き起こしてしまう可能性もある。続きが気になる!

自分の将来を選んでくれるほどの便利な生活と、それに伴う自由の大切さを教えてくれる深い作品だったと思います。またシステムに不備が起こったら1つの大きなものに頼っている分とても危険な世界だと感じた。

キャラ原案が天野明さんだけあって絵がキレイです。キャラもそれぞれ個性的で魅力的!お話としては、設定がどうしても好きになれなさそうですね。人はそんなに善悪ハッキリ決められるものでもないし、やりたいことと、やるべきこともイコールではないと思う。シビュラシステムにどう抗っていくのか気になります。
📌 まとめ
今回の「私の推しマンガ交換読書会」では、読むことの楽しさに加えて、「誰かに読んでもらえること」「感想を伝えてもらえること」の嬉しさを参加者それぞれが実感していました。
紹介された作品を通して新しい視点に触れたり、自分では選ばないジャンルをのぞいてみたり、マンガがきっかけとなって会話が広がっていく場面も多く見られました。
好きな作品をきっかけに、自分のこともちょっと話せる。
そんな心地よい時間を、これからもみなさんと一緒に育てていけたらと思います。
次回の〈わかどく〉でも、「読書を通じた出会い」をテーマに、さまざまな形式の会を予定しています。
読書が好きな人も、久しぶりにマンガを読んでみたい人も、ぜひ気軽に参加してみてくださいね📙
コメント